「航空法で義務化!万が一の事故、明日起きても対応できますか?」

2022年の航空法改正により、ドローン操縦者には事故発生時の迅速な応急救護措置が義務化されました。対応が遅れたり適切でなければ、法律違反となるばかりか、企業や操縦者の社会的信用にも深刻な影響を与えます。

「義務化された今、万が一に備えていますか?」

航空法改正による「救護義務化」の重要性

2022年の航空法改正でドローン操縦者に迅速な応急救護措置が義務付けられました。あなたの現場で事故が発生した時、応急手当が正しく行えなければ、法的責任のみならず会社やあなた自身の信用にも深刻なダメージを与えることになります。

「義務だからこそ、”できる準備”が重要です!」

令和4年11月4日 制定(国空無機第223052号)無人航空機の事故及び重大インシデントの報告要領

(4)救護義務 法第 132 条の 90 第1項に規定する事故が発生した場合に、「負傷者を救護することその他の危険を防止するために必要な措置」として、操縦者が直ちに無人航空機の飛行を中止し、講じる必要のある措置をいい、具体的には次の事項をいう。なお、事故に該当する場合に限らず、必要と認められる場合には、所要の救護活動を行うべきである。

a)負傷者を救護すること
事故が起きたときは、操縦者及びその関係者は次のような措置を講じなければならない。

ア)負傷者がいる場合は、医師、救急車等が到着するまでの間のガーゼや清潔なハンカチ等での止血等、可能な応急救護処置を行う。この場合、むやみに負傷者を動かさない(特に頭部に傷を受けているときは動かさない)ようにする。ただし、二次的な事故等のおそれがある場合は、速やかに負傷者を安全な場所に移動させる。

イ)救急車の要請 等

令和4年11月4日 制定(国空無機第223052号)無人航空機の事故及び重大インシデントの報告要領

代表メッセージ

航空法義務化は安全な運航管理の最低限の基準です。当社のDEC講習では、実践的で即効性のある応急手当を身につけ、操縦者をはじめ現場関係者全員が自信を持って緊急対応できることを目指しています。飛ばせるだけではない、本当に信頼されるパイロット・企業として、ぜひ受講をご検討ください。

株式会社ダイヤサービス 代表取締役 戸出智祐

応急手当講習開発の背景

ドローン運航現場は医療機関まで距離が離れていることが多く、緊急時に医療支援をすぐに受けることが難しいのが現状です。また、近年では操縦技術だけでなく、安全管理や緊急時の対応能力を兼ね備えたパイロットや企業が社会から求められるようになり始めています。ドローン応急手当講習はこうした社会的ニーズに応えるため、現場に直結した内容を開発しています。

応急手当講習を受講すべき4つの理由

【法的リスク回避】事故時の応急救護措置義務を怠った場合、法的責任が問われます。

【企業の安全・信用向上】応急手当スキルを確実に習得することで、企業としての安全性・信用が向上します。

【即戦力となる実践的スキル習得】リアルな実技訓練で、現場での緊急対応力が身につきます。

【現場の医療リスクへの対応】ドローン運航現場は医療機関までの距離が遠いことが多く、現場での応急対応力が求められます。

応急手当講習の特徴

  • ドローン現場特有のリスクを考慮した講習設計
  • 応急手当の専門資格を持つ講師陣による実践的指導
  • 少人数制で一人ひとりの習熟度に合わせた丁寧な指導
  • 現場ですぐに活用できる実技中心の訓練
  • 航空法義務化に完全対応した修了証を発行

講習内容・カリキュラム

以下のような内容について、学科と実技を織り交ぜながら実施をしてまいります。

  • 応急手当の基礎知識
  • ドローン事故の特性と応急処置の方法
  • 心肺蘇生法(CPR)およびAED使用方法
  • 出血・骨折・熱中症など現場で多い症状への対応実技
  • 緊急連絡・通報のシミュレーション
事前オンライン講習+対面講習の2部構成(詳細はクリック)

(1) 事前オンライン講習
お申込み後、講習前日までにオンラインにて座学を学習いただきます。オンラインの座学講習は2時間程度となっており、また細かく章に分けた動画として通勤時にも無理なく学べるように配慮しました。

(2) 対面講習
対面講習は、実技を中心としたワークショップになります。

時間内容区分
9:30〜9:50オリエンテーション 
9:50〜10:10スタンダードプリコーションワークショップ
10:10〜11:10一次救命処置①(意識・呼吸の確認、CPR、AED)ワークショップ
11:10〜11:25一次救命処置②(JCS、バイタルサイン)ワークショップ
11:10〜11:25PRICES処置法ワークショップ
11:35〜12:10三角巾、シーネの使用方法ワークショップ
12:10〜13:10昼休憩 
13:10〜13:45出血時の応急手当方法
瞳孔・対光反射の観察方法
ワークショップ
13:45〜14:00ポイズンリムーバの使用方法ワークショップ
14:00〜14:20傷病者の搬送方法ワークショップ
14:20〜14:25休憩 
14:25〜16:15ドローンの現場で起こりうるその他の応急手当方法ワークショップ
16:15〜16:45効果測定実技テスト
16:45〜質疑応答 

講師紹介

受講対象者・講習概要

対象者ドローン操縦者、安全管理者、監視員、補助者
※操縦者以外も救護措置義務対象
定員6名までの少人数制(個別指導を徹底)
受講料▶講習のみ
29,700円(税込)
▶講習+応急手当キット
58,000円(税込) ※4,700円お得
所要時間約6時間(1日コース)

開催スケジュール・会場案内

開催スケジュール・会場情報はこちらからご確認ください。

出張開催

開催希望者募集中

4名以上集めていただければ、日本全国どこでもお伺いをいたします。

定期開催

現在のところ月に2回程度、DOSA運営事務局のある千葉県千葉市にて開催をしております。
※最低開講人数2名です。参加人数が2名に達しない場合は別日にて改めて受講いただくよう、ご案内をいたします。

場所:株式会社ダイヤサービス本社
   千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘5-27-28畑町ビル3階

※企業などでまとめて受講をご希望の場合、各種割引制度を用意しております。お気軽にご相談くださいませ。
※価格は、テキスト代ならびに使用する資材の費用を含みます。
※最少催行人数に満たない場合は、開講できない場合があります。その際には別途、日程をご相談させていただきます。

竹田 一徳 先生

Kazunori Takeda

たけだ眼科クリニック 院長

竹田先生とは、日本眼科学会雑誌「産業用ドローンによる眼球破裂および上下涙小管断裂をきたした一例」(2019, vol.123, no.4, p.413-417.)の論文がきっかけで知り合うようになりました。
論文の抄録では「ドローンの回転翼は非常に高速に回転し、かつ鋭利であるため重篤な眼外傷を来しうる。眼科医の立場から保護メガネの着用を徹底させるよう働きかける必要がある。」と結論付けられております。

メッセージ

近年、産業用ドローンの普及に伴い、眼科領域における新たな課題が浮上しています。
私は産業用ドローンにより重篤な眼外傷をきたした患者様を治療した経験から、先述の症例報告を発表する機会がありました。
この研究を通じて、産業用ドローンの高速に回転するプロペラが引き起こす眼外傷の重篤性が明らかになりました。プロペラが高速回転し、鋭利であるという特性から、防護なしでは重大な眼外傷を引き起こす可能性があります。このような知見から、作業者の安全確保のため、適切な保護メガネの着用を強く推奨しています。
また、ドローン操作に関わる方々への安全教育の確立も重要であると考えています。応急手当の講習を受けられた皆様が、講習の経験を生かし負傷者の対応に当たることで、被害を最小限に抑えられるようになることを願っています。

まだ迷われている方へ

最後に今一度、大切なことをお伝えします。

空の安全を守るのは
機体だけではない

ドローンが関わる現場では、人や機体に何が起きるか予測できないことが多々あります。例えば、墜落や接触事故が発生した際に、あなたが応急手当のスキルを持っていれば、その場で人命を救える可能性があります。技術者としての誇りだけでなく、人間としての責任を果たすために、応急手当のスキルを身に付けませんか?

ドローンオペレーターの新しい当たり前

応急手当スキルは、もはや医療従事者だけのものではありません。ドローン操縦者が応急手当を習得することで、仲間やクライアントの安全を守れるだけでなく、信頼感も飛躍的に高まります。
未来の仕事を勝ち取るための「プラスα」の力を、今こそ身に付けましょう。

最悪の事態に備える
ことがプロフェッショナルの条件

ドローン操作の技術はもちろん重要ですが、現場で真に求められるのは「危機管理能力」です。応急手当を学ぶことで、あなた自身が「安全を守る存在」として信頼されるオペレーターになれます。

ドローン応急手当キットについて

ドローン応急手当キットは、ドローンのフライト現場で起こりうるケガに対する応急手当として必要なアイテムを取り揃えた、世界で唯一のドローン専用の応急手当セットになります。

セットの内容

緊急時に速やかに必要なアイテムを取り出せるよう、バッグの中をA〜Fまでグループ分けして収納してあります。
※各アイテムの種類については、予告なく変更する場合があります。
※一部アイテムについて指定医薬部外品につき、薬事法の関係で小分けや専用バッグに梱包しての販売ができないアイテムがございます。恐れ入りますが、お客様ご自身にてお買い求めいただきますよう、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

グループA

スタンダードプリコーション

  • 保護メガネ
  • 感染防御手袋【3セット】
  • 手指消毒剤 [指定医薬部外品につき、別途お買い求めください(サンプルのみ提供)]
  • 不織布マスク(ドクタープロテクトマスク・普通サイズ・PFE≧99%)【3枚】
グループB

出血対応

  • 清浄綿(サイズ:80×80mm)[指定医薬部外品につき、別途お買い求めください(サンプルのみ提供)]
  • 切断指キット[指定医薬部外品につき、別途お買い求めください(サンプルのみ提供)]
  • 消毒液【3本】(ベンザルコニウム)[指定医薬部外品につき、別途お買い求めください(サンプルのみ提供)]
  • 綿棒【5本】[指定医薬部外品につき、別途お買い求めください(サンプルのみ提供)]
  • 傷テープ(リバテープ)[指定医薬部外品につき、別途お買い求めください(サンプルのみ提供)]

※:サンプル品のみご提供いたします。

グループC

ツール類

  • 安全ピン(44mm)【5本】
  • 衛生器具3点セット(ハサミ、ピンセット、とげ抜き)
  • ホワイトテープ(12mm×9m)
  • 洗浄用キャップ
  • ハサミ(メディックシザー)
  • 人工呼吸用キューマスク
  • メディカルペンライト
  • 止血帯
グループD

外傷対応

  • 急速冷却材(持続時間60分)
  • ソフトシーネLサイズ
  • ソフトシーネMサイズ
  • ソフトシーネSサイズ
  • 救急三角布【2セット】
  • 自己癒着包帯(5cm x 4.5m)【2セット】
  • ワセリン
グループE

カード類

  • 意識レベル表付きゲージ付き定規
  • DECアイテム一覧表(裏面は一次応急処置フロー図)
グループF

サバイバル

  • ポイズンリムーバ
  • アルミブランケット
ドローン応急手当キットのみのご購入ご希望の方へ

ドローン応急手当キットのみの購入をご希望の方は、以下よりお買い求めください。なお、キットを持っていても使い方が分からないと意味を成さなくなってしまいます。このため、講習とのセットでのお申込みを強く推奨いたします。

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