2022年9月より、DOSAの実技講習に「消火器訓練」が必須内容として新規追加されます。

国土交通省航空局の「無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン」(令和4年6月20日)では、『火災発生時の初期消火への備えとして、無人航空機に搭載する燃料や電池の種類、火災の種別等に応じた消火器等を準備・携行するなど、緊急時には、操縦者と補助者が適切に対処できる体制を構築してください。』との記載もございます。

産業用ドローン運用技能認定

主な対象者

ビジネス目的でドローンを使用される方々、もしくはこれから導入を検討されている方々のための講習です。ドローン運用技能認定と異なり、4日間のコースとなります。

講習カリキュラム

時間 内容
1日目

 

6時間

(座学)

(1)  航空法関係法令に関する知識
(2)  安全飛行に関する知識
①飛行ルール(飛行の禁止空域及び飛行の方法)
②気象に関する知識
③無人航空機の安全機能(フェールセーフ機能等)
④取扱説明書に記載された日常点検項目
⑤自動操縦システムの構造及び取扱説明書に記載された日常点検項目(当該システムを装備している場合に限る。)
⑥無人航空機を飛行させる際の安全を確保するために必要な体制
⑦飛行形態に応じた追加基準
2日目 5時間

(実技)

(3)  飛行前の確認
①周囲の安全確認(第三者の立入の有無、風速、風向等の気象等)
②燃料又はバッテリーの残量確認
③通信系統及び推進系統の作動確認
④機体・プロポの飛行前点検
(4)  基礎練習【最初はGPSアシストあり、その後GPSアシストカット】
①離着陸
操縦者から3m離れた位置で3mの高さまで離陸し、指定の範囲内に着陸すること
②ホバリング
飛行させる者の目線の高さにおいて、30秒間、ホバリングにより指定された範囲内(半径1mの範囲内)にとどまることができること
③前後・左右の移動
指定された離陸地点から、前後方向に 20m離れた着陸地点に移動し、着陸する飛行を5回連続して安定して行うことができること
④水平面内での移動
一定の高さを維持したまま、指定された地点を順番に移動する飛行を5回連続して安定して行うことができること
3日目 5時間

(実技)

(5)  飛行形態に応じた操縦能力
①対面飛行
対面飛行により、左右方向・前後方向及び水平面内での飛行を円滑に実施できること
②飛行の組合せ
操縦者から 10m 離れた地点で、水平飛行と上昇・下降を組み合わせた飛行を 5 回連続して安定して行うことができること
③8の字飛行
8 の字飛行を 5 回連続して安定して行うことができること
4日目 4〜5時間

(実技)

④夜間/目視外/物件投下

(夜間)
意図した飛行経路を維持しながら無人航空機を飛行できること

(目視外)

  • モニターを見ながら、遠隔操作により、意図した飛行経路を維持しながら無人航空機を飛行させることができること
  • 飛行経路周辺において無人航空機を安全に着陸させることができること

(物件投下)

  • 意図した飛行経路を維持しながら指定された位置で無人航空機から物件を投下できること
  • 物件投下前後において、機体のバランスを維持できること

(6)自動操縦飛行
①自動飛行ルート設定
自動操縦システムにおいて、適切に飛行経路を設定できること
②自動操縦中の操作介入
自動操縦システムによる飛行中に不具合が発生した際に、無人航空機を安全に着陸させられるよう、適切に操作介入ができること

(7) 消火器訓練

カバーできる範囲

基本 DID(人口密集地) 人・建物30m未満 目視外
夜間飛行 危険物輸送 物件投下

※産業用ドローン運用技能認定講習受講者には、DOSA独自の飛行マニュアルを共有いたします。
(DID・夜間・目視外・30m・危険物・物件投下、場所を特定しない申請について適用)

試験内容

筆記試験および実技試験

費用

お一人様286,000円(税込)
※2名以上の場合は5%の割引あり(例:2名の場合572,000円(税別)から5%割引)。
詳細は直接お問い合わせください。
※上記価格は、テキスト代ならびに講習期間中の機体・タブレット等の貸出費用を含みます。

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